金利とは?金利が下がると株価はどうなる?

最近、株安とともに金利の低下が激しいですね。

5日午前の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(354回、表面利率0.1%)の利回りが前日終値に比べ、0.015%低いマイナス0.120%となり、2016年8月上旬以来、2年10カ月ぶりの低い水準となった。
米国での利下げに対する期待感が高まったことなどを受け、安全資産とされる日本の国債に投資家の需要が集まった。(共同通信より)

ただ、金利って取っつきにくくて

よく分かっていない方も多いと思います。

金利の仕組みやマーケットへの影響を理解すると

経済ニュースがいっそう理解しやすくなります。

きょうは金利が上下するとはどういうことなのか、

経済にどういう影響が得るのか

考えてきたいと思います。

・金利とは?金利が下がると株価はどうなる?

低金利は

多くの企業にとって基本的にはプラスです。

金利が低ければお金が借りやすくなり

投資がしやすくなるからです。

また、

住宅ローンや自動車ローンの金利が下がり

個人消費が活発になります。

消費が活発になれば

当然企業の業績は伸びますので、

これもプラスになります。

よって金利が下がると

株価は上昇するというのが一般的な考え方になります。

・そもそも金利って何?

そもそも金利とは何なんでしょうか。

一般に「金利」と言った場合、

その国の10年ものの

長期国債の利回りのことを指すことが多いです。

利回りとは債券を購入することで

1年でもらえるリターンの割合です。

たとえば、

額面1万円で利回り1%の10年国債の場合、

一年たつと100円もらえて、

10年たつと元本の1万円も返ってくるということになります。

・金利はどうやって決まる?

金利は債券市場の売買状況で決まります。

債券が多く買われれば、債券価格は上昇し、金利は下落します。

逆に債券が売られれば、債券価格は下落し、金利は上昇します。

ここが普通の人わかりづらいところです。

金利は値動きと逆に動くというところを

注視してください

・中央銀行の政策金利

金利を語る上で、

中央銀行の役割を理解しておく必要があります。

中央銀行は

「政策金利」という指標を定期的に発表しています。

これは長期金利が何%が望ましいかと言うことを

市場にアピールするものです。

たとえば政策金利1.00%と発表されれば

中央銀行は長期金利の水準が

1%前後が望ましいと考えているということです。

もし、政策金利が1%なのに、

金利がその水準になっていない場合、

中央銀行はオペレーションを行って

債券市場に介入し、

無理矢理金利を操作してきます。

たとえば、

中央銀行が今の水準より金利を下げたい場合、

市場から国債を買いまくります。

国債は買われていくと、価格は上昇し金利は低下していきます。

これを買いオペといいます。

買いオペが行われると、

市場に出回る資金の量が増えることになります。

これを「金融緩和」と呼ぶのです。

現在日銀は「異次元の金融緩和」を実施しています。

日銀の政策金利はマイナスですので、

日銀は国債を買いまくって、

金利を無理矢理下げているわけです。

金利が下がっていくと

前に述べたように

企業の投資や個人消費が増えますので、

いずれ景気が回復し、

金利も上昇し、元の水準に落ち着く。

これが中央銀行の狙いです。

景気が回復してきたら、

中央銀行は政策金利の基準を引き上げて

景気が加熱しないようにおちつかせます。

これを「利上げ」と呼びます。

また、もっと金利を下げて

景気回復を促す必要があると判断すれば

逆に政策金利を下げて

より金融緩和を進めます。

これが「利下げ」です。

・金利低下のデメリット

金利が下がると、

基本的には経済にはプラスに働くはずなのですが、

そうでない場合もあり、

注意が必要です。

・金利が下がる=景気後退のシグナル

金利が下がること、あるいは

中央銀行が利下げをして

金利をさげることは

市場では「景気後退のシグナル」として受け止められます。

つまり、

「今はいいけれど、中央銀行の専門家は

今後景気が悪くなるとみている。

だから金利が下がっているんだ」

と思ってしまうのです。

みんなが将来景気が悪くなると予想した場合、

株価はどうなるのでしょうか。

そんなときに株を買う人はいません。

株は将来企業の業績が上がる

(みんながもっと高値で買う)

と予想するから購入するものです。

将来景気が悪くなるのであれば、

資産を守らないと行けなくなってしまいます。

いくら景気が悪くなったら

中央銀行がなんとかしてくれる

という考えがあったとしても

根本的に景気が悪くなる

と考えている人が多い場合、

株価は下がっていく可能性があります。

・銀行の業績悪化

低金利でダメージを受けるのが

銀行などの金融業界です。

銀行は低い金利でお金を集めて、

それを高い金利で企業に貸し、

その利ざやで儲けを出しています。

金利の基準となる

長期金利や政策金利が下がると、

どうしても利ざやは減ってしまいます。

また、債券による運用も

難しくなることから、

生損保や証券なども

ダメージを受けることになります。

・銀行のダメージが国全体に与える影響は大きい

銀行が大きなダメージを食らった場合、

その影響は

その銀行だけにとどまらず、

波及するリスクがあります。

つまり、

銀行は企業にとってお金を貸して

経済を循環させる役割をになっているのですが、

銀行の経営が悪くなると、

企業にお金を貸せなくなったり、

貸していたお金を引き上げる動きが出ます。

そうすると

民間企業の投資が制限され、

ダメージは波及していくことになるのです。

これの最たるものが、

2008年のリーマンショックです。

リーマンブラザーズを始め

アメリカの金融機関が軒並みダウン

それが企業や個人に波及していきました。

・金利低下は株価にはプラス、ただし下がりすぎには注意

ちょっと話が

脱線してしまった感じはありますが、

まとめますと、

金利の低下(利下げ)は

基本的には株価にとってはプラスです。

ただし、

利下げしないと行けないくらい

景気が悪いと判断されると

投資家は逃げていきます。

金利の下がりすぎには注意しましょう。

ちなみに金利の勉強には

以下の本がおすすめです。

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