きょうの株式市場で、任天堂株が急騰しています。
きっかけは、ロイター通信の報道です。
中国の広東省政府が任天堂のゲーム機「スイッチ」をテンセントに販売を認めたというものです。
中国当局はテンセント・ホールディングス(騰訊)に、任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売を認めた。ゲームソフトは「NewスーパーマリオブラザーズUデラックス」が選ばれた。広東省の文化観光当局のウェブサイトに掲載された声明で明らかになった。
任天堂の広報担当者は、テンセントがスイッチのハードウエア販売を申請していたのは確認していると述べたが、それ以上の詳細については言及を避けた。
19日の任天堂の株価は買い気配で始まり、取引成立後は一時15%高の3万9450円と2016年9月8日(18%)以来、2年半ぶりの上昇率を記録した。テンセントのニュースを手掛かりに、米国預託証券(ADR)は一時14%高と急騰していた。(ブルームバーグより)
これまで中国では任天堂のゲームは販売されていませんでした。
今後、スイッチが中国市場に進出することになります。
まだ広東省限定と言うことですが、これが中国全土に広がるのも時間の問題でしょう。
中国でも日本のゲーム人気は高いですから、
任天堂はこれをきっかけに巨大な中国のゲーム市場の派遣を
取りに行けるかも知れません。
任天堂の株価
・市場全体の影響は?
ただ、市場への影響は限定的でしょう。
理由の一つは任天堂は日経平均株価の採用銘柄ではないからです。
どれだけ任天堂の株価が上がっても、
日経平均は上がりません。(ただ、TOPIXは上がりますのでご安心を)
一方、任天堂は個人投資家にも人気の株ですので
お持ちの方も多いと思います。
10連休も控えてますので、
このあたりで一度利益確定させるのも
いいかもしれませんね。