「もう」は「まだ」 「まだ」は「もう」なり

マーケットの有名な格言に「もうはまだなり まだはもうなり」という言葉があります。

もうはまだなり、まだはもうなりということあり。この心はたとえば、もう底にて上がるべきと進み候ときは、まだなりという心をいま一応ひかえみるべし。まだ底ならず下がるべきと思うとき、もうの心を考うべし。必ず、まだの心あるときより上がるものなり。(八木虎之巻)

もうはまだなり、まだはもうなりということあり。ただし、数日もはや時分と思い取りかかり(仕掛ける)たるに、見計い悪しければ間違いになるなり。まだまだと見合わせ居るうちに遅るることあり。(宗久翁秘録)

意味は「もう底だろう」とみんなが思っていても、「まだ」下がっていき、

逆に「まだ下がるだろう」と思っていると実は「もう底」だったということが多い

というものです。

今の日本の株式市場はまさにこの上昇バージョンと言えるのではないでしょうか。

・米中合意で「もう天井」?

市場には米中貿易協議が合意するというのが織り込まれつつあります。

ただ、いま市場では「もう天井ではないか」との声が大きいです。

プロのアナリストも軒並み、

米中協議の合意後は「材料出尽くしの売り」になるとの予想をしています。

ただ、こうして市場がみんな同じ方向を向いているときは、

相場は逆方向に動くことが多いです。

「もうはまだなり まだはもうなり」のように

みんなが「もう」と思っているときはだいたい「まだ」です。

・本当の「もう」はいつくるのか?

下落はおそらく突然、何の前触れもなくやってきます。

それはマーケットの歴史の常です。

去年2月のVIXショックや、10月からの暴落も

あとからいろいろと理屈はつけられていますが、

予想していた人はあまりいませんでした。

いま、多くのアナリストが「警戒が必要だ」と言っていますが、

こういうときに暴落は起こらないでしょう。

暴落はいつくるのか?

一つは「まだ上がるのでは?」という意見が増えてきたら要注意です。

まだ上がるのではと乗り遅れた人たちが買い始めると、

これまで買っていた人たちは一斉に売り出すはずです。

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