この1年、
米国株への積み立て投資に
「楽天・全米株式インデックス」を使っていましたが、
今度から
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」に変更してみることにしました。
米国株への投資という面では
どちらでも大差がないと考えていましたので、
これまで
「楽天全米インデックス」を使っていました。
ただ、
ちょっと調べて見ると、若干違いがありそうなので、
考えた上で「eMAXIS Slim」の方に
乗り換えることにしました。
きょうは2つファンドの違いや
乗り換えた理由についてお話したいと思います。
・楽天全米インデックスとeMAXIS Slim米国株式 どっちが良い?
どっちが良いのかを考えるため、
楽天・全米インデックスと
eMAXIS Slim米国株式の違いについて考えて見たいと思います。
まず、最大の違いは
連動するインデックスが違うということです。
楽天はバンガードというアメリカの会社が開発したVTIという指数です。
一方、
eMAXISの方はS&P社が開発したS&P500という指数になります。
ざっくりいうと
VTI=小型株を含むアメリカの上場企業全てを網羅した指数
S&P500=大型株を中心にS&Pが選定した500社をまとめた指数
ということになります。
ちなみにアメリカの有名な指数には
もう一つ、「ダウ平均株価」というのがありまして、
これはダウジョーンズ社が選定した
アメリカのトップ企業30社をまとめた指数です。
ほかにもIT関連の多い
「NASDAQ総合」などもあります。
アメリカの指数については
以下の記事にまとめておりますので、
興味のある方は読んでみてください。
ちなみに日本の有名な指数は
日経平均株価(NIKKEI225)と
東証株価指数(TOPIX)があります。
・どちらに投資すべきか?
さて、話を戻して
楽天全米インデックス(VTI)と
eMAXIS Slim 米国株(S&P500)の
どちらに投資すべきかと考えます。
自分としての結論は
S&P500の方がいいかなと考えています。
理由はVTIがちょっと幅広すぎるからです。
分散投資の観点から言えば、
たくさんの企業を網羅している指数に投資するのはとてもいいことです。
ただ、VTIの場合3000社以上になるわけですよ。
これはちょっと多すぎるかなと。
S&P500は文字通り500社ですので、
このぐらいで良いのかなと思います。
ちなみにこの500社はどう選ばれているかと言えば
格付け会社のS&P社が
これから伸びそうな企業を選んでくれています。
また、業種的に見ると、
S&P500はIT関連がやや多め、
VTIは金融関連がやや多め、となっています。
各ポートフォリオは以下のようになっています。
・S&P500のポートフォリオ
・VTIのポートフォリオ
自分はまだまだ
ITや通信は魅力的だと思ってますので、
そうした面でも
S&P500の方が良いかなと思います。
・信託報酬に大きな差は無い
さて、次に気になるのは手数料(信託報酬)の違いです。
二つを比べると、以下のようになっています。
・楽天全米 0.1696%
・eMAXIS Slim 米国株 0.1728%
その差は0.003%。
若干楽天の方が安いですが、
ほぼ誤差の範囲といって良いでしょう。
投資信託にかかる手数料については
こちらをご覧ください。
・そんなに大差は無いので結論は「どちらでもいい」
ただ、
SP500でもVTIでも
米国株への全体投資という面では変わりありません。
多少の違いこそありますが、
正直マニアックすぎて誤差の範囲かなと思います。
上述したように信託報酬もほぼ同じです。
なので、もしこの2つの商品で迷われたら、
より広く投資したい場合は楽天全米インデックス、
標準的な広さでいいならS&P500と選べば良いと思います。
とりあえずしばらく私は
S&P500で行こうかと思います。
私の運用実績については
投資結果報告のカテゴリーで
毎週報告していますので、ご覧ください。
それでは!