企業なぜは自社株買いをするのか

今週はソフトバンクGの6000億の自社株買いや

ソニーの株主還元としては初の自社株買いなど、自社株買いの話題が多くありました。

ソフトバンクG10年ぶり急騰、自社株買いに驚きの声-ストップ高

ソフトバンクグループの株価が10年ぶりの大幅高を記録した。過去最大の6000億円を上限とする自社株買いの実施と消却方針を発表。2018年10-12月期(第3四半期)の決算も、ファンド収益の貢献で営業増益だった。

7日のソフトバンクG株は買い気配で始まり、一時前日比1500円(18%)高の9962円と制限値幅いっぱいのストップ高となった。昨年10月17日以来、約4カ月ぶりの高値水準を回復。上昇率の大きさは08年11月5日(19%)以来だ。東証1部の売買代金でトップ。(ブルームバーグより)

きょうは「自社株買い」とはなにか、そしてなぜ企業が自社株買いするのか解説します。

・自社株買いとは

自社株買いとは読んで字のごとく、自分の会社の株を自分で買うことです。

市場で大量に株が買われることになりますので、

自社株買いが発表された企業の株は上がります。

つまり株主にとっては思わぬプラス材料となるわけです。

株主還元の一つとして自社株買いを行う場合が多いです。

・自社株買いをする企業のメリットは?

ただ、企業が自分の株を買うことに何のメリットがルのでしょうか?

一つは企業の時価総額が上がるということ。

株価が上がって時価総額が上がれば買収されにくくなったり、

企業のブランド価値が上がったりします。

また、自社株買いに熱心な企業ということであれば、

それを狙った長期的な投資家が株主に増える効果があります。

これは良く一般にいわれることですが、それ以上に大きなメリットがあるんです。

・自社株買いをすることで将来の配当を減らすことができる

それは、将来の配当金を減らすことができるということです。

企業は株主に定期的に配当をおこなっています。

株主がたくさんいればその分配当を配らなくてはいけません。

しかし、自社株買いをして株主を減らせば、将来払うはずの配当を減らすことができます。

もし、企業に余剰資金がある場合、現金でもっておくよりも自社の株に変換したほうが、

利回りが良い場合があるのです。

・増配との違いは?

では、同じような株主還元策に増配がありますが、

増配と自社株買いの違いはどこにあるのでしょうか。

増配も自社株買いも株主還元という意味では同じですが、

株式会社にしてみると、増配の方がハードルが高いです。

増配は一度上げると、なかなか下げることができません。

一度あった配当を減額してしまうと、投資家に経営が悪くなっているというメッセージを

伝えてしまう可能性があるからです。

自社株買いであれば、定期的にやる必要はありませんので、

お金が余っているときだけやればいいのです。

まぁ増配と自社株買いはサラリーマンで言う「基本給」と「ボーナス」と言えば

わかりやすいでしょうか。

基本給を上げてしまうと下げるのはなかなか難しいですが、

ボーナスの増減ならよくあることですよね。

以上のように、一般的に自社株買いというと株主のためというイメージが強いですが、

実はその企業の運用の一環であるという側面を持っているのです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。