ゾゾタウンを運営しているZOZOの株価が急落中です。
急落そのものはオンワードやミキハウスといったアパレルメーカーが出展を相次いで見合わせるという報道を受けたものですが、この中期的に見ても株価が下げ止まっていません。
[東京 22日 ロイター] – 東京株式市場で22日、ZOZO(3092.T)株が前日比144円安と6%を超える大幅下落となった。衣料品通販サイト「ゾゾタウン」への出店を停止する企業が相次いでいると日本経済新聞(電子版)が22日報じた。オンワードホールディングス(8016.T)に続き、ヨンドシーホールディングス(8008.T)などが出店を取りやめたという。業績への悪影響を懸念した売りが出ている。
・原因は前澤社長
ZOZOの時価総額は一時1兆円を超えて、順調でした。
ただ、あの人が前面に出てきてから株価が急落しているように思います。
そう、前澤社長です。
去年からメディアの露出を加速させています。
女優の剛力彩芽さんと交際していることも公言して、月に行くといったり、
美術品を買いまくったり、球団ほしいといったりと話題がつきません。
・本業は頭打ち??
まぁ社長がプライベートをどう過ごすかは個人の自由だと思うのですが、
経営者が経営に集中していないと思われても仕方がありません。
そして本業の方で見れば、ゾゾスーツについてもあれだけ話題になったのにもかかわらず
使っている人をあまり見かけません。
服のネットショッピング自体が以前のような成長が見られなくなっているように感じます。
そんな中アパレルメーカーのZOZO離れが報じられ、一気に業績不振が高まっています。
・経営者リスクに注意
会社の評価と経営者の評価がほぼイコールとなっている企業って、案外多いです。
ユニクロ、楽天、ソフトバンク。かつてのライブドアしかり。
こういった企業はトップの経営力が買われて信頼を勝ち取っています。
トップに問題が起きればそれは砂上の楼閣のように崩れ去ってしまうのです。
最近の日産などもそうですね。
株式投資を考える場合、
そうした企業に資産を集中させるのはハイリスクハイリターンと言えます。
「カリスマ経営者リスク」というのも頭の片隅に入れておく必要があるでしょう。