去年12月に鳴り物入りで上場した「ソフトバンク」株ですが、
通信障害やファーウェイ問題が相次いで明らかとなるなど、上場したタイミングが最悪だったこともあり、公開価格の1500円を大きく下回ってきました。
ただ、最近株価が戻ってきてまして、今日の終値は1435円。
公開価格の1500円が迫ってきています。
ちなみに、ソフトバンクは高配当銘柄として知られ、年間の予想配当は75円。
配当込みで換算すれば、1435円+75円>1500円で、すでにプラスの水準です。
(1年持ち続ければの話ですが・・・)
今回の売り出しで多くの個人投資家が含み損を抱えたとみられますが、
ようやく希望の光が見えてきました。
・証券会社が相次いで「買い」
ここのところの株高にはアナリストの評価が関係しています。
日本最大級2兆円強の売り出しで話題を集めたソフトバンク(9434)の新規上場から1カ月が経過し、証券会社による新規カバレッジが相次いでいる。上場後の株価は公開価格の1500円に一度も届かず、ソフトバンク株を買った約90万人の個人投資家が含み損を抱えているとされるが、それでも各社の目標株価は強めだ。
野村証券は、増配期待などを含めて投資判断「ニュートラル」、目標株価1500円で、新規にカバレッジを開始。みずほ証券は、不透明な環境下でも、値下げの影響縮小と大容量プラン拡大で増益基調が続くとみて、投資判断「買い」、目標株価1800円でカバレッジを開始しているもよう。ゴールドマン・サックス証券は、持続的な利益成長や配当の維持・拡大が見込まれ、配当利回りが当面の下支え要因になるとして、投資判断「中立」、目標株価1600円で調査を開始したようだ。(QUICKより)
まぁ証券会社は売る側ですので、当然強気の見通しを出すことが多いです。
ただ、それを考慮しても、徐々に上がってくるのではないかと思われます。
・狼狽売りは損をする
ソフトバンク株については1億円以上を損切りした個人投資家がメディアで紹介されるなど話題になりました。
ただデイトレーダーはともかく、基本は長期投資です。
高配当の銘柄であれば割安になれば当然買いが入ります。
株価の急落に狼狽せずに、じっくりと向き合うことが大切なのだと、今回改めて感じますね。
追記:その後もなかなか1500円を超えません