静岡銀行は第2のスルガか!?―スルガ銀行問題をおさらいしてみよう

きょうスルガ銀行の株価が急落しました。

インサイダーな経済情報で定評のある雑誌「FACTA」の報道がきっかけです。

「スルガ後追い」静岡銀行がヤバい

スルガ銀行の不正融資が発覚したのは今年5月。破綻したスマートデイズと似た手口の業者の名前が取り沙汰され、不動産投資関連企業の株価は急落した。アパート経営支援のTATERU(東証一部)は、顧客の預金残高データを改竄して西京銀行に融資申請していた事実が判明。ここに来て、西日本シティ銀行の親密先であるシノケングループ(JASDAQ)にも、疑惑の目が向けられている。「スルガショック」に見舞われた不動産関連の信用収縮は止まらない。そんな中、融資審査の厳格さから、かつては「シブ銀」と揶揄された静岡銀行の融資実態を危惧する声がある。11月6日に発表した2018年9月期中間決算で首都圏資産形成ローン(投資用不動産融資)の残高が2009億円に到達し、20年3月期までに2650億円に積み上げると宣言したからだ。(FACTA 12月号より)

要するに昨今問題となったスルガ銀行の不動産融資問題と同じようなことを

静岡銀行もしているんじゃないのか?という記事です。

これを受けて売りが加速したようです。

スルガ銀行問題ってなんだっけ?

そもそもスルガ銀行問題ってどういう問題でしたっけ?

まずはスルガ銀行問題をおさらいしたいと思います。

きっかけは「カボチャの馬車」

事の発端はスマートデイズという不動産会社です。

このスマートデイズは「かぼちゃの馬車」という若い女性向けのシェアハウスを作る不動産会社でサラリーマンに不動産投資の営業していました。

不動産投資というと不労所得のイメージがありますし、スマートデイズは家賃保証も売りにしていましたから、これが結構受けて多くの普通のサラリーマンが不動産融資に乗り出しました。ただ、儲かりもしないような土地にバンバンシェアハウスを立てていっちゃったため、入居者は集まらずスマートデイズはその後破綻します。

ここで困ってしまうのは、スマートデイズにそそのかされてシェアハウス経営を始めてしまった普通のサラリーマンです。彼らはスマートデイズの紹介でスルガ銀行から億単位の融資を受けていて、保障されていた家賃で借金を返済していくプランでした。しかし、スマートデイズが破綻したため家賃保証がなくなってしまいました。

入居者がいればいいですが、いなければ借金が返せなくなってしまいます。

銀行は返せないことを知っていた?

そこで問題になったのはスマートデイズが紹介していたスルガ銀行の審査能力です。

つまりサラリーマンの返済能力を適当に判断していたのではないかということです。

スマートデイズは投資したい人が投資用のお金を借りることができるよう、投資者の銀行口座に多くの資金があるように偽造してスルガに書類を提出していたわけです。

これはれっきとした犯罪です。ただ、スルガ銀行は見抜けなかったの?ということです。

スマートデイズは預金口座の300万に0をたして3000万に見せかけたりしていた訳ですが、若いサラリーマンが3000万とか4000万とかの貯金を持ってるっておかしくないかというのはちょっと考えればわかること、銀行が偽造しているのを暗黙の了解として追求せずにお金を貸していたのではないかということです。

ともあれ、こうして億単位の借金といらないシェアハウスを抱えたサラリーマンがたくさん誕生してしまったというのが、スルガ銀行問題の結果でした。おしまい。

不動産投資が不労所得な訳がない。どちらかというとハイリスクな起業

スルガの問題を教訓に皆さんに改めて考えてもらいたいのは、

不動産投資というのは株式やFXなんかよりもリスクの高い投資で、

初心者は手を出してはいけないということです。

なかにはかの有名なお父さんの本のおかげで「不労所得」というイメージを持っているかも知れませんが、不動産投資はほったらかしてお金が入ってくるような簡単なもんじゃありません。不動産投資というのは投資というよりむしろ不動産業で起業するというイメージの方が近いと思います。ちゃんと市場調査をして、経営の計画を立てる必要があります。

少なくともサラリーマンが片手間でやるような投資じゃありません。

だってもし儲かる物件があるなら、素人のあなたに紹介する前に、プロが買ってますから。

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