今月、注目している投資信託が販売されました。
それが大和アセットマネジメントが出している
iFreeNEXT NASDAQ次世代50です。

これは、NASDAQ Q-50という指数に連動する
インデックスファンドなのですが、
今注目されているアメリカの伸び盛りのIT企業にいっぺんに投資ができるため、成長性がとても高そうです。
今回は
このNASDAQ次世代50と
すでにいくつかの投資信託で採用されている
NASDAQ100などとを比較しながら
投資対象にすべき投信なのかについて
考えていきたいと思います。
それでは、早速見ていきましょう!
•NASDAQ次世代50の特徴と構成銘柄
まず、この投信の特徴を見ていきましょう。
次世代50のコンセプトは
将来的にナスダック100に昇格しそうな50銘柄に投資をするというものです。
従って、ナスダックの中でも中小型の銘柄が多く、成長性が高いもののハイリスクな投信になります。また、業種も金融は除外され、DX関連やバイオ関連など、かなり偏った構成になっています。
では、実際にどういう会社に投資しているのか見ていきましょう!
この投信はQQQNというETFと同じものですので
QQQNの構成銘柄を参考にしますと
トップ10は次のようになっているのがわかります。
ROKU ロク
CRWD クラウドストライク
TTD ザトレードデスク
ZS ゼットスケーラー
ETSY エッツィ
VIAC バイアコムCBS
AZN アストラゼネカ
ODFL オールドドミニオンフライトライン
ENPH エンフェーズエナジー
FTNT フォーティネット
IT、バイオ、エネルギー、と言った感じの銘柄が並んでいます。いずれも米国株の個別株に投資されている方にとっては馴染みのある銘柄だと思います。
一方、世間一般的にはそれほど馴染みのない企業ばかりですね。
•NASDAQ次世代50の実績
では、この指数の実績はどんなものでしょうか?
直近1年の指数のチャートを見てみましょう。

コロナの底から見ると2倍くらいに上がっていますね。指数で2倍というのは強烈な上げと言えそうです。
•NASDAQ100•S &P500との違いは?
ではもっと皆さんに馴染みがある
ナスダック100やS &P500との違いを見ていきましょう。
まずチャートの比較はこんな感じです。
いずれも1年間で期間をとっています。



こうして見ると、そこまで違いはなさそうにも見えます。
ただ、若干NASDAQ次世代50の方が直線に近く、値動きが滑らかにも見えますね。
ということはこの1年だけで見れば次世代50が一番リスクは低かったということが言えるかもしれません。
通常、中小型株はリスクが高く、ボラティリティが高くなりがちですが、そうではないのかもしれませんね。これは意外でした。
また、単縦な値上がり幅もナスダック次世代50が一番成績が良いです。ここからも指数としてかなり優秀なことがわかります。
•手数料はナスダック100と同等
最後に信託報酬などの手数料ですが、
これはナスダック100と変わらず0.5%程度です。

S &P500に連動する投信の手数料は0.1%程度ですので、インデックスファンドにしてはやや高めの設定です。
•結論:ハイテク株に興味あるなら購入もありか?
さて、ここまで見てきましたが、
結論としてはハイテク株に興味があるなら購入しても良さそうな投資信託と言えそうです。
上で見てきたように、次世代50のこの一年の値動きは右肩上がりで、しかもナスダック100やSP500に比べて滑らか。成績も申し分ありません。
「アメリカのIT企業に投資したい!」
という方にとっては打ってつけの投信だと思います。
ただ、この投信にはアメリカの大型株は入っていませんので、これだけに投資していれば十分というわけでもないと思います。
やはり、メインはS &P500などを持ちつつ、更なる利益狙いで一部をこの投信に振り分ける。
そんな使い方がいいかもしれませんね。
それでは、今日はここまで。
この記事が皆さんの投資方針の参考になれば幸いです。
それでは!