
NASDAQを中心に株価が暴落した先週末。
保有している投信のリバランスを行いました。
具体的には
保有しているグローバル3倍3分法ファンドを売却し、
売却した分をS&P500とNASDAQに積み増しました。
グロ3は去年の4月ごろから積み立て投資を続けてきて、
今回その半分以上にあたる、120万円分ほどを売却しました。

今回の売却で6万円ほどの利益が出て、
これは率にすると5%ちょっととなっています。
1年半で5%の利益でしたので、
運用成績としては若干物足りない気もしつつも、
コロナショックもあった中での5パーセントなので
十分な運用成績だったといえるでしょう。
・なぜ売却したか?
さて、なぜ積み立てていたグロ3を
わざわざ売却したかということについてですが、
理由は単純明快で、
1年以上積み立ててみて
「リスクリターンのバランスが株式インデックスファンドとあまり変わらない」
と感じたからです。
こちら、ここ1年のグローバル3倍の値動きと、
S&P500連動投信の値動きです。
・グローバル3倍3分法ファンド

・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

多少違いもありますが、大体同じような値動きですよね。
(むしろS&P500のほうがやや右肩上がり)
特にグロ3の急落の時の局面を見ていただきたいのですが、
債券中心の運用をしているにもかかわらず、
株式だけのファンドと同じように急落しています。
これではリスクに強いとは言えないですね。
リスクが同じなのであれば、信託報酬の安いS&P500にしたほうが
良いのかなと思いました。
・金利の低下も期待できない
また、グロ3売却のもう一つの理由が
今後の金利の低下が期待できないという点です。
アメリカの10年金利は、現在御覧のような状況です。

ご存じのように、このコロナショックに対応するため、
FRBは2020年に大幅な利下げを行いました。
その結果、2018年末には3%程度あった長期金利は現在では0.7程度。
これ以上の金利の低下(債券価格の上昇)は難しいでしょう。
グロ3はその主力が債券ですので、
これ以上債券価格の上昇が込めないとなると
投資対象としての魅力が低下してしまいました。
・NISA口座では引き続き長期保有
今回、一般口座で保有していたグロ3はすべて売却してしまいましたが、
NISA口座で保有しているグロ3には一切手を付けていません。
こちらはNISAの満期まで保有を続けるつもりです。

もしかしたら、このあとREITなどが巻き返して
グロ3がS&P500をオーバーパフォームする可能性もあります。
その時にまったくもっていないのは悔しいので、
一部は売らずにとっておきたいと思います。
・やはりインデックス投資は強い!
今回の売却で思ったのは
やはり「インデックス投資は強いなぁ」ということです。
どうしても、ほかの投資信託だと
インデックス投資をいかに上回っているかで
パフォーマンスの評価が決まります。
それが、時に大きなストレスになることがあるのです。
インデックス投資であれば、
たとえ値下がりしても、「全体が下がっているから」と
諦めがつきますし、
ほとんど手数料を払っていないということも考えると、
精神衛生上とてもよく、自然と長期保有につながっていきます。
もちろんいろんな投資商品をくらべてみることは
とても大事ですが、
迷ったらインデックス型の投資信託。これは鉄則だと改めて感じました。
それではきょうはここまで!
今日の記事が皆さんの積立投資ライフの一助になれば幸いです。
それでは!