ヘッジファンドって何をやっているの?

ヘッジファンドとは投資家から資金を集めて短期的な利益を目的に株式や商品などを取引する人たちのことです。ヘッジファンドは買いだけでなく、売りを行ったり、意図的に価格を動かそうと「仕掛け」を行ったりするため、市場への影響力はとても大きいです。

ヘッジファンドが今何を考えているのか、株価の今後の展望を予測する上では避けて通れません。

ヘッジファンドにはその戦略ごとに大きく分けて3つの種類がありますので、

きょうはその戦略をご紹介したいと思います。

ロング・ショート

ロングとは買い、ショートとは売りのことを指します。

ロングショート戦略をとるヘッジファンドは、値上がりしそうな銘柄を買うのと同時に値下がりしそうな銘柄に売りを入れて、利益を狙います。

ではどうやって銘柄を選ぶのか。それはPERやPBRなどを参考に割安感割高感を計算するのです。この計算にはいわゆる金融工学といわれる数学を用いた測定が行われることも多いです。ただ、最終的にはファンドマネージャーの判断になります。

簡単にまとめると、ロングオンリーの機関投資家に比べ、ショート(売り)も使いながらより大きな利益を目指すファンドということです。

グローバル・マクロ

グローバルマクロとは株だけではなく、債券や商品などに幅広く投資するファンドです。市場のトレンドや価格の歪みなどを利用して短期的に大きな儲けを出すファンドです。一般的に短期筋と呼ばれる人たちです。ポンド危機やアジア通貨危機などで為替の空売りで大きな利益を上げたジョージソロスなどは典型的なグローバル・マクロのファンドです。

イベントドリブン

最近存在感を増しているのがイベントドリブン型のヘッジファンドです。読んで字のごとくイベントに大きく資金をかけて超短期的な利益を目指します。例えばトランプ大統領のツイッターで関税に関する発言があるとすぐさま株を買ったり売ったりして利益を上げる。企業のM&Aが発表されたらそれに併せて一気に資金を入れて利益を得るなどといったものです。こういった人たちはスピードが命ですので、コンピューターを使った自動売買が行われています。あらかじめニュースが出たときに自動で株を買う設定をプラグラムしておいてイベントが起きるのを待つといった感じです。

ちなみに個人投資家がこうした自動売買に対抗するのは無駄ですので、大きなイベント時にはポジションをニュートラルに戻して様子を見るというのが良いでしょう。

ヘッジファンドの動きを知ろう、でもまねはしなくて良い

ヘッジファンドの動きを知ることをマーケットを理解する上でとても大切です。

例えば証券会社別の注文状況を見たときにモルガンスタンレーやクレディスイスなどから大口の注文が出ていたとき、欧米のヘッジファンドが動き出している可能性が高いです。

ヘッジファンドはトレンド変化を作り出したりもしますので、ヘッジファンドの動きには機敏に対応する必要があります。

一方、ヘッジファンドは多額の資金が有り、リスクを取って勝負できるからこそできる戦略ばかりです。個人投資家がヘッジファンドと同じような投資手法を採っても、いたずらにリスクを上げてしまうばかりで、あまりおすすめはできません。

わたしたちはあくまで長期的で地道な利益を目標に投資と向き合ってきましょう。

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