なぜ赤字決算のメルカリの株価があがるのか?

きのう決算を発表したメルカリですが、株価は急上昇しました。

発表した決算は赤字でした。きょうの日経新聞も厳しめに伝えています。

メルカリに厳しい市場の目 見えぬフリマの次 

フリーマーケット(フリマ)アプリを運営するメルカリに投資家の厳しい視線が注がれている。8日発表した2018年7~9月期の連結決算は最終損益が28億円の赤字。株価は低迷し、6月の上場時に7170億円だった時価総額は4244億円にしぼんだ。先行投資する海外事業や金融事業の収益化の道筋を示す必要に迫られている。(日経新聞電子版より)

ただ、きょうのメルカリ株は急上昇しました。

なぜなんでしょう?簡単に分析してみます。

・赤字の原因は北米事業

メルカリの決算を詳しく分析すると、その大半は北米事業での赤字が主な原因だと言うことがわかります。アメリカの市場でNO1をとれれば、世界の市場をとれると躍起になっているわけです。CEO自身もアメリカを拠点に活動しているということで、その力のいれ具合は本物です。今後、北米が黒字に転じれば一気に利益が拡大するのではそんな投資家の期待から今回の赤字はあまり株価に影響を与えなかったようです。

・日本では圧倒的なシェア

日本ではアクティブユーザーが1000万を超えている、メガトン級アプリとなっています。私も良くメルカリを利用していますが、フリマアプリは人数が多いほど売買が加速していきますので、今後もメルカリは安定的に収入を得ることができるでしょう。多少の赤字でも会社がつぶれる心配はまずないでしょう。ただ、ラクマやヤフオクなど大手企業によるフリマアプリが今後どこまで利用者を伸ばせるか注目しておく必要があります。

・ただ、上場時は・・・。

一方で、いま3000円台のメルカリの株価ですが、ことし夏の上場時には4000円台でした。つまり上場と同時に買った人はいまだ損失を抱えているわけです。

ある意味いままで下げすぎていたということが言えると思います。

そういった意味では日本のフリマ市場は順調だと言うことで、いくらか買い戻しが入るのは当然と言えば当然です。

・ベンチャーの多くは上場ゴール。個人投資家は上場後の値動きには注意

メルカリのようなベンチャー企業には多くのベンチャーキャピタルが出資しています。こういった企業は上場以降株価が下落する可能性が高いです。なぜかというと、ベンチャーキャピタルの目的は投資先を上場させた後株をうって利益を上げるからです。

新規上場の企業の株を購入する場合には、その企業がどういう株主構成になっているか良く吟味した方がいいです。運良くIPOで当選した場合は初値で売ってしまった方が良い結果になることが多い気がします。

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