投資か投機か?3倍レバレッジETF、SPXLの魅力とデメリット

日本もアメリカも株高が止まりません。

そして、このままあっというまに年末を迎えそうです。

年が明けるとNISA枠があらたに120万円分増えます。

いま、このNISAで何を買おうか悩んでいます。

そんななか、SPXLという

海外ETFに関心が高まってきました。

少し調べて見ましたので、ご紹介したいと思います。

SPXL:S&P500の3倍動く!

SPXLとは

Direxion Investments が運用する、

S&P500の3倍の値動きを目指す、

レバレッジ型のETFとなっています。

S&P500が1%上がれば、

3%の値上がり益が見込めます。

少ない資金で多くの利益が見込めるため、

人気のETFとなっています。

ただ、当然のことながら

値下がりも3倍になります。

かりにS&Pが3%値下がりした場合、

こっちでは10%近く

一気に値下がりすることになります。

相当のハイリスクハイリターンのETFとなっています。

年初来は脅威の+60%!

さて、今度は実績を確認します。

このSPXL、年初来の運用実績は

脅威の+60%となっています。

ただ、

期間別のリターンは

3年間や5年間で見ると

マイナスになっています。

でこぼこになっていて、それだけハイリスクというわけです。

デメリット①:コストが高い

しかし、当然デメリットが。

まず、運用手数料が高いです。

年間で1%弱かかります。

インデックス連動のETFは

S&Pの場合、0.1%を切っていますので、

10倍以上のコストを払うことになります。

これは保有しているだけ、

毎年かかってきますので、

長期投資や積立投資には不向きです。

あくまで、短期決戦を目指すためのETFと言えそうです。

そうなると

投資よりも投機的な意味合いが

強くなってきます。

デメリット②:早期償還の可能性

もう一つのデメリットは

早期償還による強制損切りの可能性についてです。

単純計算で、

3倍の値動きをしますので、

かりに

S&P500が33%下落した場合、

SPXLはほぼ100%の下落となります。

つまり価値が0円になる可能性が否定できません。

そうなるとETFは早期償還され、

利用者は

強制的に損切りされることになります。

S&P500が33%下落する確率は

相当程度低いとも思いますが、

無いわけではありません。

そうしたリスクが常につきまとうため、

やはり長期投資には向いていない商品といえそうです。

NISAとのシナジーは高い

一方で120万円までと決まっている

NISA口座とのシナジー(相乗効果)は

高そうです。

120万円の枠で360万円分投資出来ることになり、

もし値上がりすれば、その分の税金がかかりません。

節税効果を最大限発揮できることになります。

ただ、ここも注意が必要です。

NISAは期限が5年間と決まっています。

5年後の時点で含み損になっていた場合、

自分で売らなくても

強制的に特定口座に移されますので、

含み損の分、税金が損になります。

(特定口座に移った後に元の値段に戻った場合、通常なら課税されませんが、NISA→特定口座と移った場合は、移った時点で買い直したと見なされ、その値上がり分に税金がかかるからです。)

5年後にいまよりS&P500が

下がっている可能性というのは

割とあると思います。

そう考えると、

簡単にNISA枠をSPXLに使うのも

考えものかなと思います。

結論:ギャンブル性が高く積立投資には向かない

いろんな観点から

SPXLの性質を見てきましたが、

やはり、ギャンブル性が高く、

私たち積立投資家には向かない商品だと分かりました。

リスク管理がなされている

グローバル3倍ファンドなどの

レバレッジ型バランスファンドと違い、

単なるレバレッジ型指数連動ファンドは

リスクが大きく、コストもかかるため、

積立&長期投資には向きません。

SPXLを保有するなら、

初めから3倍のVOOなどを購入した方が

コストも下がっておすすめです。

よって、今回は

購入は見送りたいと思います。

来年のNISA枠で何を買うかは

もう少し検討したいともいます。

もし皆さんのおすすめがあれば、

是非コメントいただけるとうれしいです。

この記事が皆さんの

資産運用の一度になれば幸いです。

それでは!

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