日本人初ノーベル経済学賞?有力日本人3人の功績を解説!

ことしもノーベル賞が盛り上がっていますね。

ことしのノーベル化学賞には、旭化成の吉野彰さんが選ばれました。

リチウムイオン電池の開発をされた方で、同じ日本人として大変名誉なことです。

さて、きょうの夕方にはノーベル経済学賞が発表されます。

これまで日本人の中でノーベル経済学賞をとった方はいません

ただ、日本にも有力と呼ばれている経済学者の方が数人いらっしゃいます。

きょうはもしかしたら今日獲得するかもしれない日本人経済学者3人の功績を解説したいと思います。

大学時代経済学を専攻していたわたくしですが、

きょうはその時の知識をフル活用してわかりやすく解説したいと思います。

ノーベル賞に近い日本人経済学者は3人?

さて、ノーベル経済学賞に近い日本人は何人かいますが、巷で有力といわれているのが、以下の3人です。

  • ①プリンストン大学 清滝信宏教授
  • ②東京大学 根岸隆名誉教授
  • ③政策研究大学院大学 林文夫教授

以下で詳しく解説します。

①プリンストン大学 清滝信宏教授

日本人初のノーベル経済学賞の候補としてまず名前が上がるのが

プリンストン大の清滝教授です。

こちらの産経新聞の最近の記事にはこのように解説されています。

【ノーベル賞】経済学賞は清滝氏の受賞なるか

2019年のノーベル経済学賞が日本時間10月14日夕に発表される。注目は、毎年、候補として名が挙がる“常連”の米プリンストン大教授、清滝信宏氏(64)が、日本人で初めて経済学賞を受賞するかだ。不景気の仕組みを分かりやすく解明した“清滝理論”は、米国や母国・日本の金融緩和策などに大きな影響を与えてきた。

 清滝氏はマクロ経済学が専門。1997年に経済学者のジョン・ムーア氏とともに発表した「清滝・ムーアモデル」で、土地や住宅などの資産価格が下落すると担保価値を落ちて銀行の貸出が減り、企業の設備投資が止まって不況が始まるというメカニズムを解明。不況下で企業は利益が上がらず、貸借対照表(バランスシート)は改善しないため、銀行はますますお金を貸さなくなり、不況の長期化を招くとした。

 日本のバブル崩壊などを説明する理論として注目され、米国では“清滝理論”を参考に2008年のリーマン・ショック後の危機に素早く対応。公的資金を用意し自動車大手や金融機関に投入したことで、傷口が広がるのを防ぐことができたとされる。

産経新聞

・リーマンショックを予言した?

清滝教授はマクロ経済学の研究で知られていますが、

リーマンショックを予言したような研究を行ったことで注目されています。

それが清滝=ムーアモデルです。

簡単に言いますと、不動産は多くの借金の担保になっているので、不動産価格が下落するとそれが銀行の資金の引き上げを招いて、大きなショックになる。ということを証明したといわれています。

これは日本のバブル崩壊を研究された過程で証明されたようですが、アメリカでは大きな金融危機の経験がなかったことから、当初あまり注目された研究ではありませんでした。

しかし、その後アメリカでリーマンショックが起きます。最初はただ不動産の価格が下がっていただけと高を括っていたアメリカ人も、それが一大金融機関の破たんにまでつながってしまうことに驚き、何でこんなことになったのか?という議論になりました。その時注目されたのがこの清滝ムーアモデルです。

金融危機のメカニズムを解明したとされる清滝教授の功績はとても大きく、近々ノーベル賞を受賞するのではないかといわれています。なので、日本人研究者の中でももっとも可能性が高いとみていいでしょう。

もしかしたら清滝=ムーアモデルのムーア教授と共同受賞ということになるかもしれません。注目です。

②東京大学名誉教授 根岸隆教授

続いては東京大学の名誉教授の根岸隆教授です。

根岸教授は理論経済学や経済学史の研究で知られています。

1950年代後半、のちにノーベル経済学賞を受賞するケネス・アロー米スタンフォード大教授の下で本格的な研究生活を始めた。

一般均衡理論では、経済の均衡は通常、需要と供給が等しくなる状態と考える。その均衡の存在について国民全体の満足度である厚生的な視点で証明した。一般均衡理論を独占的競争モデルに拡張した研究も評価が高い。

日本経済新聞

根岸教授が受賞するとすれば一般均衡理論の研究でしょう。

一般均衡理論とはちょっと普通の人にはなじみがないかもしれませんが、簡単に言うと、すべての財が需要と供給が一致した時の価格で均衡する点があるかどうかというのを研究する理論です。

そもそも、ものの値段というのは需要と供給によって決まります。需要曲線と供給曲線というのはみたことある方も多いのではないでしょうか。

交わったところが均衡価格です。

しかし、あるものの価格は別のものの価格を動かします。

例えば鉄の価格が上がれば自動車の価格が上がります。

そうした中で、すべてのものの価格が均衡価格になる状態というのが存在するのかどうか、それを研究するのが一般均衡理論です。

均衡理論はワルサスによって定式化されましたが、根岸教授はそれを証明した人の一人といわれています。

ただ、一般均衡理論の研究はすでに別の経済学者がノーベル経済学賞を受賞しています。なので、同じ分野で根岸教授が再び受賞する可能性は低いという研究者も多いです。ただ、受賞してもまったくおかしくない功績かと思います。

③政策研究大学院大学 林文夫教授

もう一人紹介するのが、林文夫教授です。

林教授は生産性や消費行動の分析などで知られています。

一時的に所得が増えるとそれがどのくらい消費に回されるのかといったことを研究されていて、著名な若手経済学者に贈られる中原賞や日本学士院恩賜賞などをすでに受賞しています。

ただ、こちらも同じ消費の研究という分野ですでに別の方がノーベル経済学賞を受賞しています。なので可能性は低いかもしれません。

・一番有力はやはり清滝教授!

やはり一番の有力は一番上に書いた清滝教授です。

日本人初のノーベル経済学賞!ぜひ期待したいところです。

発表はきょうの夕方です!

それでは!

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