積み立て投資を始めたら、
今自分がいくら儲かっているか(あるいは損をしているのか)
気になりますよね。
でも、毎日価格をチェックするのはやめましょう。
当然価格は毎日上下しますし、得をするときもあれば
損をするときもあります。
得をしているときは早く売って利益を確定させたくなりますし、
損をしているときは早く売ってこれ以上損しないようにしたいと思うはずです。
そう、人間値動きがあると、すぐ売りたくなってしますのです。
ここで売ってしまってはいけません。
積み立て投資は10年20年と積み立てて、
その積み立てた大きさから利益を得るのです。
さっさと売ってしまうと、一生積み立てることはできなくなってしまいます。
安易な売買は手数料を損するだけ
積み立てた投資信託を売りたくなった場合。
「売買=証券会社の得」ということを思い出してください。
買ったり売ったりするとその分手数料が発生しています。
知らぬうちに手数料を大目に支払ってしまうはめになるのです。
積み立て投資の魅力の一つは手数料の少ない投資信託を
たくさん買って、その分利益を得ることです。
多く売買してしてしまうと、せっかくのメリットがなくなってしまします。
売ってしまいたい誘惑に迷ったら「今売ると得をするのは証券会社だ」と
ぐっとこらえてください。
値段が下がっているときは「買い増しのチャンス」
自分の買っている投資信託が値下がりしている場合、
売りたくなってしまいます。
しかし投資信託の場合、払った金額以上に損をすることはありません。
また、投資がゼロになってしまう可能性は極めて極めて低いです。
ここもぐっとこらえて、値上がりの時を待ちましょう。
積み立て投資の場合は適度な値下がりはむしろ歓迎すべきです。
値下がりしているときは同じ金額でもたくさん購入することができ、
後で元の値段まで回復すれば、大きな利益を上げることができます。
自分の投資信託が値下がりしてきたら、
「暴落は買い増しのチャンス!」と考え、
ペースを乱さずに、コツコツ積み立てていきましょう。
じゃあいつ売ればいいのか?
値上がりしても売ってはいけません。
そして値下がりしても売ってはいけません。
じゃあいつ売ればいいんでしょうか?
売るべき一つのタイミングは、自分がお金が必要になった場合です。
たとえば、結婚することになりお金が必要とか、住宅の頭金とかです。
積み立て投資をしながら、それよりも高い金利で借り入れを行うことは非効率です。
それなら積み立てている財産を取り崩して、借り入れを少なくしたほうがお得というわけです。
いくらか積み立て投資がたまって、売却を検討する場合は、
今自分が本当に現金が必要なのかということをもう一度考えましょう。