今月SBI証券から、ある投資信託が販売される予定です。
積立投資家としてとても注目しています。
それが
「 SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」
です。

SBIグループとバンガード 初の共同ブランドファンド
「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」募集開始(予定)のお知らせ株式会社SBI証券(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙村正人、以下「当社」)は、SBIグループとバンガードとの共同ブランドファンド「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」の創設に参画し、2019年9月12日(木)[予定]より、募集を開始することとなりましたので、お知らせいたします。
SBIグループとバンガードは約10年に亘りバンガードETF®や、バンガードETF®を組み入れた投資信託(「EXE-iシリーズ」)の販売において、投資家の皆さまからご支持をいただいてまいりました。SBIグループの「顧客中心主義」と、バンガードの「全ての投資家の皆さまと公平に向き合い、投資目標達成のための最良の機会をご提供すること」というそれぞれの経営理念が持つ共通の価値観のもと、投資家の皆さまにより良質な商品を、より投資していただきやすいコストでご提供するべく、この度、更にパートナーシップを深め、両社の社名を掲げた共同ブランドを立ち上げる運びとなりました。当ファンドの設定・運用は、SBIアセットマネジメント株式会社が担い、バンガードが運用するS&P500指数のパフォーマンスへの連動を目指すETF「VOO(バンガード®・S&P500 ETF)」を投資対象とします。バンガードETF®商品の中でも特に高い人気を誇る、このETF・VOOを組み入れた国内籍投資信託の設定は国内初となり、また、信託報酬率も業界最低水準※でご提供いたします。
SBI証券のニュースリリース
米国株投信では業界最低の信託報酬
なぜ注目しているかと言いますと
信託報酬が安いんですよね。
SBIバンガードの信託報酬は
「0.092%」となっています。
他の米国株の指数連動型の投信で
これだけ安いのは見たことがありません。
ちなみにSBI証券の検索機能を使って
アメリカ株に連動する投信を
手数料の安い順に並べてみると
以下のようになります。

一番安い「楽天・全米インデックス」で0.15パーセントです。
ただ、この投信の連動はS&P500ではなく、
もっと範囲の広いインデックスになっています。
同じS&P500に連動する投信では
最安値は「eMAXIS Slim米国株式」の0.16%です。
いずれにせよ、0.1%を切っているSBIバンガードより高くなっています。
これから買う人はSBI一択!
さて、これから米国株のインデックスファンドを買おうと思っている方は
SBIバンガードを買うべきかと思います。
米国株のインデックス型投信は
・楽天バンガード(VTI)(楽天投信)
・eMAXISSlim米国株式(S&P500)(三菱UFJ国際投信)
・たわらノーロードNYダウ(アセットマネジメントONE)
・iFreeNYダウ(大和投信)
の中から、
「好きな会社のを選べば?」
みたいな状態にありましたが、
今回のSBIバンガードの登場で
SBI一択の状況になったといっても良いでしょう。
インデックスファンドはどこの会社の商品を買っても
同じ指数に連動するのであれば、運用成績は同じです。
つまり
商品の差は手数料(信託報酬など)の差しかありません。
であれば、
信託報酬が安いのを買った方が良いに決まっています。
(厳密に言うと実質コストというものありますが、計算がややこしいので今回は割愛します)
大事なことなのでもう一度言いますが、
これから買う人は
SBIバンガード一択です。
SBIバンガードはSBI証券でしか買えない!
ただ、注意が必要な点が1つあります。
このファンド、
いまのところSBI証券でしか買うことが出来ません。
SBIが作っているファンドだからこそ、
SBI証券でしか買えないようにして
顧客の囲い込みをしたいわけですね。
楽天証券など他のネット証券利用者の方は買うことは出来ません。
私はSBI証券と楽天証券
両方で運用しているので、大丈夫でした。
ちなみに
SBI証券はTポイントが使えるなど、
非常に使い勝手の良いネット証券なのでおすすめです。
まだ口座を持っていないという方は、
この際、口座開設をしてみるのもいいでしょう。
これまで買った投信はどうする?eMAXISの値下げはあるか?
では、これから購入する場合
SBI一択ということはわかりました。
ただ、いままで買っていた投信はどうしましょうか?
わたしも、
ご存じの通りS&P500に連動する投資信託を
結構保有しています。
で、これを売って、
SBIバンガードに乗り換えるべきなのでしょうか・・・。
これについては
「将来的にはそうするかもしれません」
ただ、
「買い換えは少し様子を見たい」とも考えています。
といいますのも、
eMAXIS slimシリーズは
類似のファンドが出ると、信託報酬を下げて
業界最安値を維持するケースが多いです。
これまでも、何度か値下げがありました。
これは今年5月のリリースです↓

今回もおそらくですが、
SBIに対抗して信託報酬の値下げが行われると思います。
(おそらくこの価格差をそのまま放置しておくことはないのではと思います)
なので、今保有しているファンドについては
売らずにもう少し様子を見たいと思います。
もしも、
しばらく待ってみて値下げが行われなかったら、
順次SBIに買い換えていく必要があるでしょう。
買い換えの注意点
さて、仮にこのまま信託報酬がSBIが最安値で変わらず
いまの投信を買い換えなければならなくなったとします。
その場合は買い換えのタイミングに注意が必要です。
買い換えというのは
今保有している投信を売って利益を確定させ
新しい投信を購入するからです。
当然含み益が出ていた場合、
利益に税金が発生します。
NISA口座で購入していた場合は
そこでNISAの期限が終わってしまうため、
この後値上がりした場合、本来払わなくて良かった税金を
払う羽目になるかも知れません。
その場合、いま利益を確定させて乗り換えるよりも、
多少信託報酬が高くても乗り換えない方が
お得の場合もあり得ます。
自分の現在の状況(含み益なのか含み損なのか)を
よく考えてから買い換えを実行する必要があります。
まぁ信託報酬の差といっても、
コンマ何%の違いですから、
決して焦って買い換える必要はまったくありません。
わたしとしてはなにより
買い換えは作業がめんどうなので、
eMAXISlimシリーズを販売している
三菱UFJ国際投信には頑張ってもらって、
値下げを是非お願いしたいところです。
もしこのブログを見てくれている三菱の人がいたら
是非値下げをお願いします!!!(笑)
それでは!
追記:試しに10万円分、新規募集に応募してみました。
こちらの記事もご参考にしてみてください。