投資信託とひとくちにいっても
何千種類とある投資信託から自分に合った商品を選ぶのは大変難しい作業です。
ここでは投資信託の選び方を考えます。
どこに投資したいかまず決めよう!
投資信託を選ぶには、まず自分が何に(どこに)投資したいかを決めることです。
「日本株投資したい、日本の債券に投資したい、
外国の株に投資したい、外国の債券に投資したい」
こうした自分の投資先をえらび、それにあった投資信託を探します。
一般的なのは
国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券、
この6種類でしょうか?
投資先によってリスクが変わってくる
まず、債券と株式のちがいですが、一般的には株式の方が値動きが激しいため、
株と債券を比べると、株の方がハイリスクハイリターンとなります。
また、国内と海外先進国を比べると、為替の変動リスクなどもあるかんけいで、海外先進国投資の方が国内投資よりもハイリスクハイリターンと言われています。
(ここでいう海外先進国とは日本を除いた先進国、つまりアメリカとかドイツ、イギリス、フランスなどです)
最後に新興国ですが、これがもっともハイリスクハイリターンです。経済成長が著しいため、成功すれば大きなリターンを得ることができますが、国の態勢自体が盤若ではないため、さまざまなリスクにさらされたりもします。
つまりリスクの大きさを地域別に見ると 日本<先進国<新興国
商品別には国内債券<先進国債券<国内株式<先進国株式<新興国債券<新興国株式
ざっくりいうとこんな感じになります。
この6つのなかからいくつかを選んで、それぞれの投資信託を買えばいいわけです。
選べない人はGPIFのポートフォリオを参考にしてみよう
投資先を考える場合、国内or海外/株式or債券を選択することというはわかりました。
ただ、どれをどれだけ買えば良いのかについては、初心者が考えるのは難しいと思います。
ちなみに資産をどのくらいの割合で持つかというのをポートフォリオと言います。
ここで、私が一つ提案したいのは「プロのポートフォリオをまねしてよう」というものです。
ところで皆さん、日本における最大の投資ファンドってどこか知ってますか?
GPIF(ジーピーアイエフ)っていうファンドなんです。
え?知らない?でも皆さんも関係してますよ?
―そう、GPIFは年金の運用をおこなっている団体です。
120兆円という膨大な資産を運用する、日本はもとより、世界最大のファンドなんです。
GPIFは現在以下のようなポートフォリオ組んでいて、リーマンショックを経験したなかでも順調に運用益を伸ばしています。
どうでしょう?
プロも意外と単純なポートフォリオで運用しているように思えませんか?
そんなに難しく考える必要は無いと言うことですね。
それでも選べない人は・・・?
それでも選べない人、いると思います。
そんなひとにはバランス型ファンドがおすすめです。
例えばこの投資信託
私が最も良く初心者にお勧めする投資信託の一つ、
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)という投資信託のポートフォリオです。
バランスとれてますよね。
この投資信託を買えば自動でこの割合に分けて投資してくれます。
個別に一つ一つ買う必要はありませんので、かなりおすすめです。
ただ、一般的にバランス型の投資信託はその分手数料が高めに設定されています。
(ただ、このeMAXIS Slimシリーズはかなり手数料が抑えられていますが)
もし、そこが気になるのであれば自分で複数の投資信託を買ってポートフォリオを組みましょう。